よくある質問

■築何年くらいが改築時?
築15年を超えると関係ないですね。築30年と15年ではあまり変わらないです。 むしろ築30年のほうが大規模修繕されていてキレイだったりします。確かに築年数の浅い方が価格が高いことはありますが、15年くらいは一番中途半端です。 85年くらいが境目で、そこからはあまり価格は下がらないのです。81年(法改正)を境に安いということもないのです。何年代の建物が良い、高い安いという傾向も特にありません。 値段は新築から最初の5年くらいで一度ドンと下がります。そこを狙って買われる方も多いです。少しでも新しい方が安心だと思われる場合ですが、築5年で全面リノベーションするのは、少々もったいないです。

どのくらいの予算が必要?
内装費については、以下のようにかける方が多いです。
・70平米台の物件の場合、スケルトンからのリノベーションで1,200万程度。
・50平米台の物件の場合、同上700万程度。
・リビングだけや水廻りだけの部分リノベーションの場合、300〜400万程度。

予算を抑える方法はある?
1)内装費を抑える
だいたい皆様初めのお見積もりで予算をオーバーしてしまうことが多いので、そこからご要望に優先順位をつけ、やめる項目を考えたり、製品のグレードを落としたりすることが多いです。決められた予算の中でできることをする作業が、自分の暮らしとしっかり向き合うことに繋がっているかと思います。
2)解体費用を抑える
例えば、フローリングの貼り替えにおいては「下地だけ残して貼りかえる」とか、間取り変更においては「使える壁は残す」とかするとコストダウンできます。 また人気の無垢フローリングについても、全部が無垢材でできているフローリングと、表面の数ミリだけ無垢でできている複合フローリングでは値段が全然違います。複合フローリングは、無垢の質感を得られ、無垢材フローリングより御値段も安くかつ無垢材のような反りや伸縮などの暴れもない利点があるので、そのような素材を使用するのもひとつのコストダウンです。

■どこまで手を入れられる?
一戸建ての場合
予算次第ですが、一戸建ての場合は法的に問題なければ何でもできます。 限りなく立替えに近いリノベーションです。

マンションの場合
共用部と構造以外の部分です。 玄関扉の外側は共用部なのでいじれませんが、内側は専有部なので色を変えたりできます。 配管に関しても共用部は自分だけでは変えられませんが、専有部分は新しいものに交換することができます。

■窓のサッシやガラスは変えられる?
一戸建ての場合
変えられます。 溶接している場合とビスだけでとめている場合があって、施工方法やコストが変わりますが取替えは可能です。あとは窓を追加したりなくしたりも可能です。

マンションの場合
窓のサッシは共用部なので無理ですが、部屋の中のサッシまわりの窓枠は触れられます。古びている場合はよくあるのですが、きれいに直すことが可能です。

■見積もりが予算をオーバーしたらどうすれば?
いざ見積もりになって出てきた金額が予算オーバーしている場合、何百万も違うようであれば、設計者に大枠から再考してもらう必要があります。少しいじったところで、金額は落ちないからです。 100万円以内の誤差なら、「合理化案」を提案してもらいます。たとえばカーペットやフローリングをより単価の安いものに代えるなどです。ですが、品物を代えるだけではなかなか金額は落ちません。 効果的なのは、何かをやめてしまうことです。「造り付けのオーダー家具を止めて既製品で間に合わせる」他には「あとから追加できるものをやめる」特に「将来のために」というのは、今回はあきらめるというのも一案です。

■工事が始まってから追加料金が発生したりしない?
工事前にいろいろ調査するのですが、それでも表面を剥がしてみて問題が発覚し予定外の工事が発生することがあります。 浴室廻りの柱が腐っていることが木造一戸建ての場合、特に多いです。 マンションでは予想外の追加が発生することは少ないです。しかし、工事が始まってから「ここに棚をつけたい」など、あらたな要望が出てくることがあります。